「HANABIの遊び方を簡単に知りたい!」
そんな方に向けて、300個以上のボードゲームを遊んできた筆者が『HANABI』のルールを紹介します!
ボードゲームを遊んだことがない方にもわかりやすく説明します。
遊んでみた感想もお話しするので、参考にしていただけると嬉しいです。
HANABIってどんなゲーム?
わたしたちは花火職人になり、美しい花火を打ち上げることがゲームの目的です。
プレイヤーみんなで協力して、順番通りにカードを出していきます。
5色の花火カードがあり、それぞれのカードには1~5の数字が書かれています。
数字が順番になるように手札からカードを出していきますが、自分の手札を見ることはできません。
お互いに手札のヒントを与えながら、順番通りにカードを出していきましょう。
自分の手札を見れないことが、このゲームの最大の特徴であり、面白いポイントです。
うまく他プレイヤーと意思疎通を取れたり、自分の手札がわかった時はとても気持ちがいい!(^^♪
プレイ時間 | 30分程度 |
プレイ人数 | 2~5人 |
対象年齢 | 8歳〜 |
HANABIのルール
カードの枚数
各色について、「1」が3枚、「2」~「4」が2枚、「5」が1枚ずつあり、これらを混ぜて山札とします。
カードを並べる順番
各色について、数字の順番が正しくなるようにカードをプレイします。
画像の場合、「赤の5」「青の4」「黄の3」「緑の4」「白の3」であればプレイすることができます。
ゲームの準備
山札を置き、人数に応じた枚数の手札を配ります。
このとき、自分の手札が見えないようにカードを持ちます。他のプレイヤーのカードは見ることができます。
青トークン8枚を箱の中に入れ、赤トークン3枚を箱の横に置いておきます。
※青トークンはヒントを出すときに消費します。
※赤トークンはダメージの数を表しています。ダメージを受けたときには箱の中に入れます。
ゲームの流れ
スタートプレイヤーから順に手番が回ります。
自分の手番でできることは、以下の3つのうち1つだけです。
- 他プレイヤーにヒントを出す
- カード1枚を捨てる
- カード1枚をプレイする
他プレイヤーにヒントを出す
自分以外の好きなプレイヤーに対して、ヒントを出すことができます。
このとき、青トークンを1枚消費し、箱の外に出します。
出せるヒントは、色についての情報と、数字についての情報の2種類があります。
1つの色について、手札のどれがその色なのかを伝えることができます。
ただし、その色のカードが複数ある場合は、同時にすべて伝えなければなりません。
1つの数字について、手札のどれがその数字なのかを伝えることができます。
色のヒントと同様に、同じ数字が複数ある場合はすべて伝えなければなりません。
カード1枚を捨てる
自分の手札から、好きなカードを1枚捨てます。
その代わりに、使った青トークンを1枚、箱に戻すことができます。
カード1枚をプレイする
自分の手札から、カードを1枚プレイします。
場に出ているカードについて、順番通りにおけるカードであれば成功です。
カードを場にプレイすることができます。
出したカードが順番通りに置けない場合は失敗となります。
失敗したら、赤トークン1枚を箱に入れます。
3枚とも箱に入ってしまったらゲームオーバーです。
また、箱に入った赤トークンは、ゲーム終了まで取り除くことはできません。
手番の終了
カードを捨てたり、カードをプレイした場合、山札からカードを1枚だけ手札に加えます。
※常に手札が同じ枚数になるようにしましょう。
自分の手番が終わったら、時計回りで次のプレイヤーの手番となります。
ゲームの終了
ゲームの終了条件は以下の3つがあります。
- プレイを3回失敗してしまったとき
- 山札の最後の1枚が引かれたとき
- すべての花火が打ちあがったとき(パーフェクトクリア!)
ゲームが終了したら、得点計算をします。
場に出せたカードの合計枚数が得点になります。
満点は25点です。(5枚×5色=25枚)
画像の場合、合計18枚のカードが出ているため、18点を獲得します。
HANABIを攻略するコツ
このゲームはとても面白いのですが、コツを掴むまでは、なかなか点数が伸びません。
特に、初めてプレイする方は、自分の手番で何をすればわからないことがよくあります(>_<)
ここでは、楽しく遊ぶために意識するとよいことを3つだけ解説します。
攻略法を考えることもボードゲームの醍醐味なので、自分で考えて遊びたい方は読み飛ばしていただいて構いません。
立ち回りに不安がある方に向けて、これだけは知っておいてもらいたいということだけをお伝えします。
良いヒントの出し方
良いヒントは、大きく分けて2つのパターンがあります。
これらを意識してヒントを出せば、他のプレイヤーの手助けとなります。
次に相手がプレイできるカード
相手がプレイできるカードにヒントを出し、暗に「このカードをプレイしてね」という意思を伝えましょう。
残りが1枚しかないカード
このゲームでは「1」のカードは各色3枚ありますが、他の数字は枚数が少ないです。
特に「5」は1枚しかないため、誰かが捨ててしまった時点で、もう25点を取ることができなくなります。
捨ててしまう前にヒントを出して、暗に「このカードは捨てないでね」という意思を伝えましょう。
古いカードは思い切って捨てる
ヒントを出されずに手札に残り続けているカードは、あまり必要ではないと考えられます。
もしそれが重要なカードであれば、それまでにヒントをもらっている可能性が高いからです。
ヒントをもらわなかったということは、それが不要なカードであると考えることができます。
端から順にカードを補充する
空いたスペースを詰めて、端からカードを補充しましょう。
これにより、どれが古いカードかがわかりやすくなります。
HANABIをプレイするなら…
手札を隠すという性質上、カードスタンドがあると便利です。
他のボードゲームでも大活躍するので、ぜひ一緒に備えておきましょう。
安物でも十分に機能して便利です。
また、ちょうどHANABIのカードと同じ色のチップも売られています。
他のゲームでも、簡単な得点計算や、トークンが足りないときの代用として使えるのでオススメです。
感想、まとめ
協力ゲームの傑作と呼ぶべき作品だと思います\(^o^)/
ドイツ年間ボードゲーム大賞に選ばれるのも納得です。
25点のパーフェクトクリアはかなり難しいですが、遊ぶたびにレベルアップできる楽しさがあります。
特に、同じメンバーで遊ぶと、空気を読める場面が増えてくるので面白いです。
ただし、先に述べたように、初見プレイでは何をすべきかわかりづらいところがあります。
上記で紹介したコツを、仲間内で共有して遊んでいただくとよいと思います。
その後は、みなさんでより良いプレイングを開拓してみてください!